金持ちについての、盛者必衰?

お金持ちは、もっと金持ちになりたいんじゃないでしょうかね?
本心はどうかは別として……

少なくとも、自分は、自分のお金が底を尽くことには不安はあります……

お金を使うことが当たり前の習慣になると、中々辛いかも。

と、ある本を思い出しました。
江戸時代における京都商家の衰退理由を記した、
この三井高房の町人考見禄(*1)によると、
大半は大名貸しをして回収不能になった件であって、奢って遊興に耽って破産したり、後継者育成に失敗したり、開拓事業に失敗したり、欲に走って買い渋ったり買いすぎたり……
1990年代の日本のバブル時代と同様なことをやっている……

商人のことわざについては、藤本義一が『商人道 商は笑いにして勝なり』
(この本は『よみがえる商人道』を改題・加筆したものです)で取り上げていて面白いと思いました。

(*1)三井総本家の三代目の三井高房が、二代目の、父高平から、彼の見聞した、町人の盛衰のさまざまの様子を聞いて、三井家内部の教訓(誡)書とした。

町人考見録 (教育社新書―原本現代訳)

町人考見録 (教育社新書―原本現代訳)

ISBN:4532192501 商人道―商は笑にして勝なり (日経ビジネス人文庫) 商人道―商は笑にして勝なり (日経ビジネス人文庫)